ひと家族、ひと家族ごとに合った診察ができるような診察をしたい
ー 土肥動物病院の特徴についてお聞かせください。。
土肥先生: 私たちが目指しているのは、画一的な治療ではなく、それぞれの家族の形に合わせたオーダーメイドの診療です。動物との付き合い方はご家族によって様々です。その背景を深く理解し、尊重することから本当の意味で寄り添う医療が始まると考えています。
現在スタッフは獣医師4名と動物看護師やトリマーを含む10名が在籍しておりますが、スタッフ全員がこの想いを共有し、動物と飼い主様の双方にとって最良の選択肢は何かを常に考えながら、日々の診療に取り組んでいます。

アナログ管理の限界とクラウド型への期待
ー 以前は紙カルテを運用されていたかと思いますが、どのような課題を感じていましたか?
土肥先生: スタッフ数が多く院内も広いため、紙カルテの物理的な管理に限界を感じていました。当たり前ですが紙のカルテは1頭に1つしかないので、かつては「カルテどこある?」と探す場面があったりして、カルテを探すのに時間がかかるなんてこともありました。
それだけではなくて、深刻だったのは情報伝達の過程で起こるヒューマンエラーです。
手書きの文字が読みづらかったり、急いでいる中の計算間違いだったり。
人間の病院では薬剤師さんが別にいて、医師と薬剤師が分業で処方できると思うのですが、動物病院は獣医師がすべてみなければいけないのでどうしても難しいですよね。
ミスを防ぐためのダブルチェック、トリプルチェックを徹底していましたが、やはり限界があり、スタッフの大きな負担となっていました。
ー Vet360を選んだ理由を教えて下さい。
土肥先生: 正直なところ、デモを試したのはVet360さんだけでした。ただ、試してみて「これで問題ないな」と直感し、すぐに導入を決めました。一番の決め手は、カルテ入力が会計と完全に連動していることでした。僕が打ったものが、会計に伝わって、ミスがなくなるというのは、当院の導入にあたっての絶対条件でした。アップデートの頻度も高いと伺っていたので、将来性も期待できるなと。
また、クラウド型である点も当院の運用に合っていそうだなと。ブラウザでインターネットにつながればどこでも見れるっていうのがやはり一番大きかったですね。院内のPCだけでなく、スタッフが持つタブレットからも台数制限なくアクセスできるので、場所を選ばずにカルテの確認・記入ができるのは大きなメリットだと思いました

業務効率と診療の質が向上
ー 導入後、病院の運営に変化はありましたか?
土肥先生: 最も大きな変化は、処方や会計でのヒューマンエラーがほぼゼロになったことです。ダブルチェックを行う必要もなくなりましたので、スタッフも安心して業務に集中できるようになりました。
あと、個人的に嬉しかったのはカルテ入力の効率が紙カルテのときよりも劇的に上がったことです。
僕、書くのがあんまり好きじゃないんですよ(笑)。でも、タイピングは早い。Vet360になってから、カルテに記載できる情報量は確実に増えました。自分好みに設計できる診療記録テンプレートはとても便利で、よく活用しています。当院では1日5060件ほどカルテを書いているのですが、必ず確認する項目は事前にチェックボックスや選択式にしておくと診察をしながらリアルタイムで記録するので時短になりますし、飼主様との会話のニュアンスなど、これまで書ききれなかった細かな情報はしっかり文章でも記録できるようになりました。
その結果、獣医師間で担当が変わってもスムーズに情報を引き継げるようになり、院内全体での診療の質が格段に上がったと実感しています。時間の都合で他の先生が診ないといけなくなったときにも、『ああ、だからこう治療してるんだね』とすぐに理解できる。細かい情報を記録できているおかげで飼い主さんとの話の食い違いが少なくなりました。これは、飼主様との絆を深める上で非常に重要なことだと考えています。
紙カルテから一歩踏み出す。業界全体の電子化への挑戦
ー 電子カルテの導入を検討している動物病院へメッセージはありますか?
土肥先生: 紙カルテから電子カルテへの移行は、確かに勇気がいることだと思います。スタッフがそもそもついてこれるのかなという不安ももちろんありました。ただ人間の学習能力もちゃんとすごいので(笑)、思い切って導入してみると皆さん慣れてくださると思いますので不安になりすぎる必要はないのかなと。
それに、紙を完全に無くす必要もないと思っています。電子カルテを導入するとすべて電子化しないといけないって思いがちなんですけど、今もメモ帳として紙を使うこともあります。まずは紙で残して、あとからしっかり電子カルテに移して、ケースによって使い分けていますね。やはり管理や保存、情報の正確性を考えたとき、電子化のメリットは計り知れません。業界全体がそういう時代になってきていますし、一歩踏み出す価値は十分にあると感じています。
ー 最後に、Vet360への今後の期待をお聞かせください。
土肥先生: Vet360の良い点は、私たちの声に耳を傾けてくれるところです。「ここをちょっと直してほしいな」と思っていたところが、次のアップデートで改善されるなど、声をきちんと拾っていただけていると感じています。だから、どんどん使いやすくなっていますし、これからももっと良くなるだろうと期待しています。
これからも現場の意見を反映して進化し続けてくれることを期待しています!
